2月16日 UTスリーエム、製造業における外国人材登用に関する無料セミナーを開催 テーマは、労働人口減少時代においてカギを握る「日系外国人の可能性」
日系人を中心とした、製造請負・人材派遣のアウトソーシングの事業を展開するUTスリーエム。2月16日(金)熊本県熊本市にて、製造業の人事・経営企画責任者を対象に、無料セミナー「労働人口減少時代における、製造業での外国人材の可能性」を熊本会場とオンラインのハイブリッド形式で開催しました。
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開催日: 2024年2月16日(金)
開催時間: セミナー 14時00分~16時30分 / 個別相談会 16時30分~
開催方式: ハイブリッド形式(熊本会場/オンライン(Zoom))
会場: KKRホテル熊本(住所:熊本県熊本市千葉城町3-31)
参加対象: 製造業の人事・経営企画責任者
主催: UTグループ株式会社・UTスリーエム株式会社
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当日は総勢70名ほどの製造業企業様や地方自治体のご担当者に参加いただきました。
セミナーの第1部では、日系外国人労働者について研究している、近畿大学 経営学部 キャリアマネジメント学科 教授の谷口智彦氏を講師に招き、労働人口減少に向かう日本における日系外国人労働者の活躍、日系外国人労働者に関する基礎知識や動向について研究調査を元に講演いただきました。
近畿大学 谷口智彦教授(プロフィールはこちら)
「Q:過去、ブラジルへ出稼ぎにいった日本人が最も多かった県は?」「答えは熊本県です」日系ブラジル人の歴史を語る中で、クイズ形式で会場に問いかけ、日系人の歴史や現状についての学びを深めました。
また、第2部ではUTスリーエムからは筑井信行が登壇し、日系外国人労働者の登用事例をご紹介しました。昨今の労働市場では採用難が続く状況に対し、外国人労働者の中でも日系外国人の就労実態についてはまだあまり認知されていません。長きに渡り、日系人の受け入れをいただき多くの活躍人材で事業成長をされているお客様の事例や、地方自治体との取り組みに関してもご紹介をしています。
UTスリーエム代表取締役社長 筑井信行
事例紹介では5つのケースをご紹介。「採用困難地域での対応 」「現場の生産性向上に向けた取組み事例」「言葉の壁を超える為の導入事例」「日系外国人材を受け入れる為の取組み事例 」を紹介しました。
日本国内では、生産年齢人口減少による労働力不足が社会課題となって久しいですが、日本における外国人労働者の数は増加しており、コロナ禍の影響で2020年から2021年は横ばいでしたが、2022年には過去最高の182万人となりました。このような増加は、日本の恒常的な人手不足を背景に、1990年に施行された出入国管理法等の改正、また技能実習制度や特定技能の創設など外国人労働者の在留資格の拡大が図られてきたことが起因しています。
中でも、日系2世、3世を中心に付与されている在留資格「定住者」は就労制限がないことから、他の在留資格と比較して、職業選択の自由があり、また長期労働が可能であるため、労働者本人・雇用主側双方にメリットがあります。このことから、製造業の労働力として、日系外国人が登用されてきました。
UTスリーエムでは、日本ではたらく日系外国人の方々のキャリアアップと生活を30年以上支援し続けてきました。現在の従業員数は約2,000名に上り、2024年1月には群馬県、3月には兵庫県・熊本県に新オフィスを開設し、日本における、日系外国人の採用・育成・派遣事業を拡大予定です。キャリア形成を希望する日系外国人へのサポート、また人材不足で悩んでいる製造業のお客様への支援をさらに強化していきます。
◆過去のリリース記事
「UTスリーエム、日系外国人従業員 791 名を対象とした労働実態調査を実施」