Message 07
KazutakaShimomukai
経営基盤部門
執行役員
2017年中途入社
大学卒業から12年半、資生堂にて勤務。中部地方のドラッグストア営業、海外向け事業部でマーケティング、さらに百貨店で働く美容部員に向けたマネージメントなど、さまざまな経験を積む。その間、経営を学びたいという思いから、働きながら大学院へ通い、MBAを取得。そして2017年UTグループへ参画。社長室 事業推進ユニットにて、経営のサポート業務を行っている。
01
新卒から12年半、資生堂にて主に営業職として働いていた。大きな転機となったのは、海外向けの事業部へ異動した時だった。世界で働きたい。その想いから、海外で働く美容部員を対象にスキルアップを行う業務に就いた。そこでなにより気になったのは、働く人たちの環境だった。海外を対象にしているということもあり、労働環境は良くない。一方で、待遇が良いわけではない。そんな状況から、モチベーションが下がり、疲弊してしまう人もいた。この状況を変えるためには、もっと経営の中枢に入らなければならない。そんな想いから、仕事をしながら大学院へと通い、MBAを取得。その後、何度か異動を経験し、マーケティングやプロモーション、事業戦略などの仕事にも携わっていった。
大学院での勉強や事業戦略の仕事を通して、経営に関わることが現場に影響を与える、ということを体感した。大元の仕組みを変えることで、働きやすい環境を作り出せる。さらに言えば、働く意義やモチベーションも生み出せる。経営を学んだ自分だからこそ、その知識を活かして貢献したい。そのためには、もっと経営に近い場所で働きたい。そんな使命感と強い想いから、長く勤めた場所を離れることを決意した。
UTグループを選んだのは、「日本全土に仕事をつくる」「働く力でイキイキをつくる」という会社のビジョンに共感したからだ。これまで扱ってきた化粧品という分野は、自分とは少し遠い領域の仕事とも感じていた。これからはもっと、人が生きていく上で必要不可欠なこと、社会意義の高いフィールドで挑んでみたかった。
02
現在の仕事は、一言で言えば意思決定のサポートだ。会社の未来を決める重要な場である取締役会や経営会議、経営者マインドを育成するための幹部研修、さらには社長や役員陣の足並みを揃えるための合宿など、さまざまな重要な「場」の設計・運営をしている。
あらゆる部署と関わる仕事だが、その中でも社長や執行役員など、経営に関わる上層部と連携していかなければならないため、やりがいがある反面、難易度も高い。なによりUTグループは成長し続けている会社であり、その成長スピードを緩めてはいけない。経営をサポートするということは、自分が会社の舵を取るということ。そんな強い責任感を持って、日々仕事に臨んでいる。
原動力となる想いは前職の時と変わっていない。多くの会社が、現場から離れるにつれて肩書きが増え、報酬も高くなる。一方で、本当は素晴らしい仕事であるはずなのに、不遇の扱いをされている現場の人がいる。UTグループが対象にしている、製造業という業界も同じだ。工場のラインで働く派遣社員というと、世間的にはステータスが低いように思われるが、日本のものづくりはそうした方々の力なくしては成り立たない。UTグループの価値を上げることで、現場で働く人たちの価値も上げられるはずだ。さらに「働く」から「生きる」にまで幅を広げることで、充実した人生を送ってもらえる人を増やしたい。自分が経営のサポートとして携わることで、必ず実現したいと思っている。
03
自分自身、元々は「大企業志向」「終身雇用=安定」というマインドがあった。転職を決めた際、両親から「知らない会社だが大丈夫なのか」と心配もされた。しかしこれからは、いろいろな選択肢の中で、キャリアを積み重ねていく時代に変化していく。
日本の労働人口が減っていく中で、フリーランスとして働く人や外国人就労者が増えてくる。これまで大企業で働いていた人たちがマイノリティになったり、社会のマイノリティだった人たちが脚光を浴びたり。今まさに、働き方や働く環境だけでなく、働く価値観自体に大きな転換期が来ている。そうした中で、労働に関わるあらゆる人の基盤となるプラットフォームをつくること。そこにUTグループの意義がある。会社として何をすべきか。どの方向に向かうべきか。現状を見つめ、未来を見極める。そしてそのサポートをし、成長を支えることが、働く人たちを支えていくことに繋がる。
今は経営に関わっているが、ゆくゆくは経営と現場の間を行ったり来たりしたいと考えている。現場を変えるためには、経営に携わることが一つの手段だが、経営で学んだ知識を現場に持ち帰ることでさらに変化させることができるはずだ。二つの場所を往復することで、現場の価値とステータスを押し上げていきたい。自分の仕事が、働く人のイキイキをつくると強く信じている。
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